紅茶の話Story of Tea

紅茶の茶摘み

こちらでは、紅茶の葉っぱがどんな風に出来上がるのか、茶摘みや紅茶リーフの加工などお話いたしましょう。

まずは、茶摘みの時期ですが、紅茶の原産地であるインドやスリランカ、中国やインドネシアなどは、年に4回以上は茶摘みをしているんです。

日本の茶園では、初夏の時期にしか茶摘みをしないので、春~夏が新茶の季節という印象がありますが、紅茶の原産地では、4月中旬に春摘み(ファーストフラッシュ)、5月には夏摘み(セカンドフラッシュ)、6・7月には三番茶(サードティー)、10月に秋摘み(オータムナル)、というように、ほぼ一年中茶摘みをしているので、その季節ごとに新茶を味わうことが出来るんです。

また、年中暖かい地域では、春の一番茶を摘んだ後、すぐ次の葉が成長するので、一つの茶園でも毎日のように茶摘みをしています。

そして、きれいな緑色の茶葉は、1本の茎に2枚の葉が付いた状態で摘み取ります。
茶葉は、手作業の方が葉を傷めずに摘み取れるので、今でも人の手で摘み取りをしています。

では次に、この緑色の葉がどのようにして紅茶リーフになるのか、スリランカの工場に見学に行きましょう!

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    紅茶を作っている工場は、こんなに高い山の上にあります。

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    そして、こちらが工場です。

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    紅茶は、
    茶摘み→揉む→発酵
    の工程で仕上がるのですが、摘み取った葉っぱは、まだ硬くて揉むことが出来ません。なので、こうして寝かして、しおらせます。

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    何日も柔らかくなるのを待ってるわけにはいかないので、温風をかけて、20時間くらいでこの工程を終わらせます。

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    次は、揉む工程ですが、ローリングマシーンという機械にかけて揉みます。手のひらでこするように揉む感じと似ています。

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    何回か、ローリングマシーンにかけると、葉の汁が出て、緑色がだんだんと黒っぽい色に変化します。ふるいにかけて、発酵か再度揉む工程かを仕分けします。

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    よく揉んだ葉を発酵させる工程です。
    発酵は、室温・湿度を機械で操作する方法と、熱帯の気候を利用して、自然発酵させる方法があります。

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    発酵が終わると、発酵を止める乾燥の工程。
    この機械は、100℃近い熱風をかけられる乾燥機です。乾燥して茶葉の水分が飛ぶと、ようやく紅茶リーフらしい香りがしてきます。

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    次に、グレーディングという茶葉のサイズ分けをします。紅茶リーフの「BOP」や「BOPF」などの等級分けですね。

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    茶葉の等級は、機械にかけて仕分けされます。こちらは、グレーディングの機械の一つ。

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    これも、グレーディングの機械。不思議な構造ですね。

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    それぞれパックされ、世界各地への出荷を待ちます。この中のいくつかは、日本に来ているんですね。

紅茶を作る工程はいかがでしたでしょうか?
普段は見ることのない場所で、いつも飲んでいる紅茶がこんな風に作られているなんて!!と、感動していただければ嬉しく思います。それでは、紅茶を作って下さる方々に感謝しつつ、楽しく!おいしい紅茶をいただきましょう。