こちらでは、葉っぱについて。
アッサムの葉っぱは細かく丸まっていますが、どうしてあんな形をしているかと言うと、
CTC(Crush・Tear・Curl)という種類の葉っぱで、
短時間で濃く抽出できるように小さく丸く加工してあるものなんです。
ミルクティー(チャイ)やティーバッグに用いられる紅茶の葉っぱですね。
CTCは濃くもしくは早く抽出するために細かく加工してあるから、いい茶葉が使われているとは限りません。
葉っぱは種類というより、グレードとか等級のことになります。「オレンジ・ペコ」をご存知でしょうか。
よくオレンジのフレーバーと勘違いしてしまいますが、「オレンジ・ペコ」は葉っぱの部位を指すんです。
紅茶の茶摘みは、新芽を含む上部3枚の葉を手で摘み取るのですが、
産毛のように光る葉っぱがオレンジ色に見えたことからそう呼ばれるようになったと言われています。
これが「オレンジ・ペコ」の葉っぱです。金色の葉っぱが見えますでしょうか。
紅茶の葉っぱは基本的に「オレンジ・ペコ」(OP)なんです!
それを細かくすると「ブロークン・オレンジ・ペコ」(BOP)になります。
主にセイロンティーに多く、ミルクティーなどに使われます。
茶葉はFOP(フラワリー・オレンジ・ペコ)、GFOP(ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコ)、
FTGFOP(ファイネスト・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコ)へとグレードアップしていきます。
GFOPはアッサムに多く、FTGFOPはダージリンに多く使われています。
これがFTGFOP(ファイネスト・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジペコ)
これはGFOP(ゴールデン・フラワリー・オレンジペコ)
FTGFOPは葉っぱが白っぽくてよじれています。茶葉が大きく香りもフレッシュです。
GFOPの葉っぱの大きさはFTGFOPと比べると、よりが細くなって、金色っぽい葉っぱも含まれています。
香りもアッサム特有の匂いですね。 BOPはさらに茶葉が細かくなっています。