1. 水質に合った、新鮮な茶葉を用意する
一般的な紅茶メーカーでは、いくつかの紅茶葉をブレンド(配合)して売られることが多いのですが、
このブレンドの一番の目的は、消費地の水に最も適した配合をして、より良い紅茶を作ることです。
例えば、イングランド東部の水は硬水ですが、その他のイギリスの地区は軟水で、
同じ紅茶の作り方では、どちらかにしか合いません。なので、それぞれの地区向けの紅茶をブレンドします。
また、紅茶は天然の農産物で、同じ茶園でも紅茶の品質はシーズンによって変化するので、
品質の安定を図るためにもブレンドは利用されています。
品質が変化することで、いろいろな味わいの紅茶を、シーズンごとに楽しめるのですが、
常に同じ味わいの紅茶を提供しなければならない紅茶メーカーでは、ブレンドは欠かせません。
GMT紅茶専門店では、紅茶原産地の「インド」や「スリランカ」などから、新鮮な茶葉を、直接仕入れております。
毎年、数多くの茶葉から選び抜いた、『 本当においしい紅茶 』 は、
新鮮な茶葉でしか味わえない、紅茶の自然な甘みや香りを楽しめます。
また、GMTの紅茶が「英国式」でない理由は、
英国の水が硬水で、ミネラル分の多い硬水の土地でも美味しい紅茶を楽しむために、
独自のブレンド技術を発達させ、必然的にミルクティーに合うストロングな紅茶を飲むようになりました。
イギリスの紅茶は、イギリスの水道水で淹れるのがおいしいので、
GMTでは、日本の軟水に合う紅茶をおすすめしています。
水中の酸素量と言っても、目に見えませんよね。
実際に紅茶を淹れてみて、どう違うのか見てみましょう。
水中に、十分な空気が含まれたお湯 |
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くみたての「新鮮な水」には、空気がたくさん含まれています。
お湯をそそいだ時、茶葉に空気が付着して、水中で泳ぐように、
葉を「より良く」開かせることができます。
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沸かし過ぎて、水中の酸素が少ないお湯 |
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沸騰してから、長く沸かし過ぎたり、
一度沸かしたお湯を、沸かし直したりしたお湯では、
水中の酸素が十分に無く、お湯をそそいでも、
すぐに茶葉がポットの底に沈んでしまいます。
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空気を十分に含んだ、「新鮮な水」で淹れると、茶葉がポットの底にいったん沈んでも、
葉に空気が付くと、自然と浮き上がりはじめます。
淹れた時の具合によって、茶葉が必ずしも「泳ぐようにして開く」というわけではありませんが、
水中に空気を含んでいる方が、茶葉が「より良く」開くことは確かですね。